さてさて、宮崎監督以外で大きく僕に影響を与えた監督さんといえば、
富野監督でした。ええ、そうですとも僕も若かりしころは、
『トミノコ族』と呼ばれておりました。
劇場版ガンダムには初日から、渋谷松竹に徹夜で並びましたし、
(その時もらった記念バッチは今でも宝物です)
巨人伝説イデオンでは、キチキッチンのセルをいただく
栄誉にぞくしました。
他にも、『ザンボット3』『ダイターン3』『ザブングル』
そして『ダンバイン』とハマリまくってしまいました。
毎年、出席させていただいている、角川書店のパーティで
安彦さんと富野さんのお姿をお見かけした時は、
感動で身体が震えたくらいです。
そしてヒロインキャラですが、
ガンダムでは、文句無しにセーラさんです。
ええ、アルテイシアですとも!
井上遥さんの声は凛としてなんとも素敵でした。
『軟弱モノ!』『あなたならできるわ』
もう最高です。
ですから、ご逝去の報に接した時は衝撃でした。
確かガンダムの特番で、ファンの人たちにメッセージをといわれ、
「アニメだけじゃなく、もっといろいろな世界をみてください」
と、一見、きついけれど、とても親身なコメントをされていたのが
印象的でした。
やっぱりセーラさんぽいなあ、と思ったのを今でも覚えています。
ほとんど、無理と思えるスケジュールの仕事をこなすときには、
今でも、『あなたならできるわ』というセーラさんの声が
頭の中にこだましています。
『おだてないでください』
そう返事をしながら、めちゃくちゃテンションあがって、
仕事がはかどってしまうのですよね。(ニュータイプになったような気分で)
そういえば、今、思い出しましたが、僕がはじめて趣味で書いた小説って
ガンダムのサイドストーリーだったような…。
内容はもうあまり覚えていませんが、『青い流星』と呼ばれる
ターコイズブルーのザク(グフではなく)をあやつる男が主人公で、
もちろん、彼はジオンの中で赤い彗星とライバルだったのですが、
ホワイトベースに亡命し、今度は逆にジオンに戦いを挑むように
なるというとんでもないお話でした。ええ、もちろんセーラさんと
なんとなくいい仲になるわけですよ(笑)
ああ、懐かしいなあ〜、今度、押入から引っ張り出してみようかな?